|
岡本空・会友 「めざめの約束」 北海道には大きな公募展として、歴史順に“道展”、“全道展”、“新道展”の三つがあるようである。 それぞれ特徴があるようだが、共通しているのは“日本画”部門がないこと! 北海道には日本画の伝統がないのである! 今、国内で最も先鋭な感性を示しているのは日本画壇であるように思うので、これは残念なことだ。 函館は、その中では“全道展”に部分的に触れることができるだけである。 “全道展”は北海道新聞社が絡んでいるようなので、支社の所在地でも力を入れているのかも知れない。 しかし、開催された札幌市民ギャラリーの様子には余りその影はなく、運営は独立性が高いようだ。 仙台では、河北新報社主催の「河北展」が幅を利かせているが、それとは違うようである。 いや、それにしても、余りにも大量の出品数に些か辟易に近い感覚を覚えた。 何処までいったら最後なんだ!と砂漠かジャングルに迷い込んだようだった。 絵は観づらいほど壁面一杯に並べられているし、会場が広めとはいえ、もうキャパシティの限界ではなかろうか。 端から余計なことだが、“彫刻”、“工芸”、“版画”は別開催にするとか、“絵画”は入選の基準を厳しくするとかしないと収拾がつかなくなるのではないか? また、要望として“マテリアル”の表示をお願いしたい。 今回始めて全体を拝観させていただいたのだが、特に、“彫刻”部門の水準の高さに驚いたし、嬉しかった。 馴染みの作家も今迄以上の傑作揃いと感じられたし、初めての作品も素晴らしいものが多かった。 また、“版画”も自宅で愛でたいような素敵な作品が多数あった(残念ながらガラス入り額なので写真は撮らなかった。同じく“水彩”も)。 “絵画”は、総論としては全面的には評価できない。 “具象”が少なめなのは“全道展”の特徴なのだろうが、似通ったものが多かったり、安易(と感じられる)に自分を繰り返したり(敢えて個人名を挙げるが例えば鎌田俳捺子さん)、青臭い心象風景モノが多かったり・・・といったものを大量に並べられると頭に血が上ってくるほどだ。 気に入った作品(それでも多い!)は次回ご紹介するが、その中で“賞”をとったものは少ない。 今度から“鑑賞客賞”というのを加えたら如何だろう? 先ず、結果が違うことだろう。 岡本さんは合唱団のお仲間でもある。 素晴らしいご家庭で育ったんだろうなあ、ということが 作品にも現れている。 常にしなやかな、芽吹きを想わす明るい感性。 大地をイメージさせる“ふくよかさ”が特徴。 本人はスマート。 今後の年輪の重なりに期待! 入り口内外にも作品が・・・ 野村裕之・会員(以下敬称略) 韮沢淳一・会員 池田祐太 これは素直に面白い! 同上。 橘井裕・会員 「サヨナラ鉄のテツ」 多分ネコ。 後藤快太 奨励賞「彷徨い」 多分クモ。 川名義美・会員 「冬の情景」 絶妙のバランス! また、屋内です。 佐々木甲二・会友 北海道新聞社賞「remains」 安定感のある造形。 森川ヒロシ・会員 会友賞「時を渡る船」 最近目に付く“ジブリ”っぽいファンタジー。 同上。男の子が好みそう。 同上。 田中隆行・会員 「片足を組む女」 これは素晴らしい・・・佐藤忠良さんに肉薄するのでは・・・ 同上。 佐藤志帆・会員 「石塊の人ー翼ー」 これも実に素晴らしい。志帆さんの最も力に溢れた作品。 同上。 同上。 同上。 水野智吉・会員 「遠ざかる風の記憶」 阿部俊夫・会員 「ひつじ雲の下で」 岡沼淳一・会員 「空への旅人」 向川未桜・会友 「在り続ける為に」 これも実に見事!未桜さんの最高傑作! 内藤満美・会友 「安息香」 櫻井純・会友 「ひめ」 これも好いねえ・・・ 同上。観るにつけ滋味深まる。 黒田栄一・会員 「おぼろ月」 不思議な官能がある。 伊藤隆弘・会員 「風形」 伊藤寿朗・会員 「待つ人」 二部黎・会員 「風」 これもなんとなく“ジブリ”を連想さす。 神田比呂子・会員 「TAKAKOU」 これもゆっくり観ていると良さが滲み出てくる。 小原俊哉 奨励賞「tomorrow」 川上加奈・会員 「 12」函館、行啓通りにも作品が。 上縄手淳 「農夫」 これも傑作!持って帰りたいくらい。 森戸春樹 「矮小化賢者の選択(裁判員裁判)」 小賢しいテーマはマイナス。 |
| << 前記事(2010/06/30) | ブログのトップへ | 後記事(2010/07/06) >> |
| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
|---|
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|---|
はじめまして。道展には日本画部門がありますよ。気になりましたのでコメントさせていただきました。 |
ダリア* 2010/11/07 09:08 |
ダリア*様、今晩は。 |
たかさごや 2010/11/07 22:44 |
あっ、失礼しました。 |
たかさごや 2010/11/09 14:55 |
| << 前記事(2010/06/30) | ブログのトップへ | 後記事(2010/07/06) >> |