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zoom RSS “道楽新春寄席2012〜函館に笑いと元気を提供しよう!〜”

<<   作成日時 : 2012/01/16 01:15   >>

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 新春らしいフレッシュな顔ぶれ。 





 1月8日(日)13:00〜柏木町会館




 函館が持つ奥深い文化の一端を担ってきた、道南落語倶楽部。     

 新しい年の始まりはベテランの進境も深まり、新しい力の台頭もあった。

 寄席での各自の持ち時間は15〜25分である。

 思いついたことを喋るだけならあっという間に過ぎる時間だが、一つの噺を纏めてしかも暗記するというのは大層骨の折れることに違いない。

 恐らくおちおち、お正月気分も味わえなかったのではないか。

 全くお気の毒なことであった。

 今回は11人の皆さんが出演された。

 3時間40分以上座り続けるのだから、鑑賞するほうも大変だ。

 それで思ったのだが、僅か15分とはいえ、眠気を催させない、飽きさせない、仕舞まで注意を惹きつけ続ける、というのは、それなりの工夫、芸の練磨が必要なんだなあ、ということ。天分もあるかも知れないが。

 当たり前のことのようであるが、実際にはなかなか難しい課題だろう。

 その点で最も合点がいったのが、小4と中2の柱兄弟だった。

 噺のテンポが良い。

 とんとんと小気味がいいから、一気に聞かせる。

 お兄ちゃんの玄吉君には申し訳ないが、特に弟の仙吉君は一際光っているなあ。

 それとやはり二人に共通なのは、まくらから本筋に入っていく繋ぎの頃合が見事。

 時間配分もだが、しっかりと客を掴むまくらを振れるのが素晴らしい。


 他に若手では北海道大学水産学部から、酔亭微笑女(初高座)、卯亭葉四丁のお二人も出演。

 若手に厳しいのだが、両人とも先ずまくらの振り方という点で柱兄弟に学ぶところがありそうだ。

 自分事にかなりの比重が割かれていたが、正直なところお客さんには余り興味のないことだ。

 しかもそれが長いのが、何故か判らないが芸歴の浅い人の一つの特徴でもある。

 結果として、終わっての印象は間延びしたものになってしまう。

 お二人とも古典をされた。古い時代の噺である。

 まくらから本筋に入った瞬間に往時の世界に客をワープさせなければならない。

 まくらから本筋への繋ぎ目が大事な所以。

 これは誰にでも共通の課題だろう。


 さて、講談の荒到夢形さんがトップバッターだった。

 函館に縁のある新島襄を取り上げられた。

 夢形さんは、北海道の歴史に取材した自作物が素晴らしい。

 残念ながら持ち時間に縛られると、その良さが発揮しきれないこともある。

 どうしても説明で終始してしまって、人物が浮かび切れないままで終わってしまうという場合も。

 夢形さんは長講で堪能したいものだ。

 年々音声豊かになられているのが素晴らしい。


 東家ひで夢さんは大病をされて間もないのだが、こちらも素晴らしい声を聞かせていただいた。

 明るい芸風でファンも多い。

 お正月らしい「宝船」という噺を。

 とても人の良いおじいさんとおばあさんの話だが、これはご本人にも通ずるところだ。


 ハーバー桶本さんは、ハーモニカでご機嫌伺い。

 懐かしのメロディを愉しむ人は多いだろう。


 東家きむちさんは、お馴染み「時そば」。

 恐らく、最も数多くこなした噺だろうが、磨きに磨かれたと思わんばかりの味の濃い高座だった。

 元々は演劇畑でらっしゃるそうで、そばを喰う仕草が実に堂に入っている。

 見応えがあった。


 紅一点の講談、一芸斎てれ花さんは「大名花屋」。

 何時も札幌からおいでいただいている。

 だいたい講談で出てくる登場人物は男が多いのだが、この人の声はとても色気があるので、今回のように女性が登場する話だと尚引き立つ。

 
 新春らしい賑やかさを届けてくれたのは、太鼓のまつりやさん。

 この人は本当にお祭で太鼓を叩く人。私も御神輿のときにお世話になった。

 芸の一つは“ひのき屋”に引き継がれている。

 
  トリを務めたのは、会長の軟講亭富楽さん。

  『薮入り』を人情味たっぷりに聞かせた。

 今までこれはお聞きしたことがなかったが、新ネタなのかな?

 そうだとすると、鼻からかなり完成度が高い。

 精進されてますねえ・・・

 偶にとちることもあるが、そのフォローも芸になっている。

 もっと、とちって貰いたいと思うぐらいだ。

 
 こうして写真を撮っていて気付くんだが、芸の力量で写真写りに違いが確実にある。

 なんというか、ピントが合い易いんだね。

 苦労しなくてもいい写真になる。




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      恒例の会長挨拶。





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      荒到夢形さん。「新島襄の函館出港」


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      酔亭微笑女さん。「権助提灯」


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      東家ひで夢さん。「宝船」


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      客席。




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      卯亭葉四亭さん。「つる」


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      柱(はしら)仙吉くん。「マニュアル全盛期」


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      ハーバー桶本さん。「懐かしのメロディ」


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      東家きむちさん。「時そば」


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      柱(はしら)玄吉くん。「浮世床」


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      一芸斎てれ花さん。「大名花屋」


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      まつりやさん。「太鼓とア・カペラ」




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      軟講亭富楽さん。「薮入り」


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 次回の寄席は2月18日(土)13:00〜柏木町会館 『道楽オールスター寄席』

 入場無料、投げ銭歓迎!




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