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zoom RSS 函館市制施行90周年記念 ヘンデル『メサイア』初稿版演奏会終了!&野外劇もあと僅か!

<<   作成日時 : 2012/07/28 23:32   >>

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 五稜郭奉行所と函館市芸術ホールは近い。





 7月29日(日14:00〜函館市芸術ホール




 『メサイア』(ほぼ)全曲に参加するのは2回目になる。

 前回は仙台で、そのときはテノールだった。

 今回はバスで参加(といってもバスに乗ってきたわけじゃないよ)。

 しかしまあ、結果的に前の経験なぞ何の意味もないものであった。

 次元が違うのである。

 今回の演奏会はアマチュアの一人として、本邦では最高の機会に恵まれたことは間違いない。

 なにしろ、我が国のヘンデル研究の第一人者である、三澤寿喜先生の指導と指揮だ。

 しかも一緒に演奏に参加されるのは、先生が常日頃共演されている国内有数の古楽器オーケストラであるキャノンズ・コンサート室内管弦楽団、それにトップクラスのソリスト、アルトの波多野睦美さん、テノール辻裕久さん、バス牧野正人さんという豪華さである。

 特に波多野睦美さんは、いうまでもなく世界的な位置において斯界の第一人者だろう。


 合唱は月一回のワークショップを重ねて臨んだのだが、当時の演奏習慣にあわせ当初から半音低いピッチで練習した(初稿版で臨んだ)。

 半音の違いは世界が違う。特に高声系には。

 
 今回参加をしたのには、前述のように三澤先生の指導を受けられること、一流のオーケストラ、ソリストと共演できることが決め手になった。

 ところが、というか予想通りに男声が極端に少ない。

 そこで人材集めに奔走することになった。

 呼び掛けに応じて参加していただいた素晴らしい皆さんに感謝だ。

 それでも普通だったら破綻しかねないバランスなのだが、なんとか本番ではそこそこに纏めることができたのではないか。

 逆に女声の数はオーケストラの規模からすると過大過ぎるのである。

 この辺のアンバランスをそれほど意に介さない実行委員会運営には正直首を傾げざるを得ないものがあったな。

 演奏がそれなりのものになったのは、当日の男声陣の頑張りによるものも大きいと自負する。

 それも結構綱渡りだったのではないか。


 前述の陣容だが、オーケストラは第一ヴァイオリン4名、第二ヴァイオリン3名、ヴィオラ2名、チェロ1名、コントラバス1名、トランペット2名とティンパニ1名(各楽器とも限定的に使われる)、それにポシティフ・オルガンとチェンバロの総勢16名(初稿版にはオーボエ、ファゴットパートがない)。

 声楽ソリストは各パート一名。

 合唱はソプラノ17名!アルト22名!にテノール6名、バス7名。

 テノールは個々の力量にそれほど大きな違いはなかったが、バスはかなり凸凹があり実質的には更に少ない状況だった。


 演奏の細部についてはなかなか客観的にはなれないのだが、そういったアンバランスを度外視すれば(これが唯一の傷かな)、全体としてはステージ側にとっても感動的なものになったのではないか。

 お聴きいただいたお客様の声と併せて感想を述べると・・・

 先ず合唱について繰り返すと、女声は数が多過ぎるものの訓練が行き届いて音質、音程とも見事なできだった。

 手前味噌だが、男声は圧倒的な人数差にも関わらず大健闘したのではないか。

 ソリストは皆さんそれぞれ本当に素晴らしかったが、やはり波多野睦美さんが飛び抜けて感動的な歌唱であったか。

 オーケストラでは、ナチュラル・トランペットのソロをされた札幌交響楽団所属の福田善亮さんに賞賛が集まった。

 ご本人によると札響就任以来(7〜8年)古楽器に改めて触れたのはこれが初めてだったそう。

 コンサート・ミストレスの杉田せつ子さんも注意深くオーケストラを纏められた。

 特に念入りなチューニングが印象的(それでも第3部では若干乱れたという恐ろしく耳の良い方がいらっしゃった)。

 まとめたというと、通奏低音ではチェンバロの平野智美さんも良いお仕事をされていた。

 ポシティフ・オルガンは函館組の石崎理さんが担当されたが、もう少し積極的に音楽に参加されても良いように思った。
 少し遠慮されたのではないか。

 皆さんを挙げられないが、バッハ・コレギウム・ジャパンでも活躍される竹嶋祐子さん、第二ヴァイオリン主席の大西律子さん、仙台出身のチェロ奏者懸田貴嗣さん・・・等々素晴らしい方々ばかりである。


 そしてその素晴らしい方々を率いてヘンデル・フェスティバル・ジャパンを開催する、三澤先生のお力がなによりも今回の演奏の成功を導くことになったのは間違いない。

 曲によってはとてつもない早いテンポなのだが妥協がない(残念ながら私には歌い切れないところも・・・リベンジ!)。

 しかし、それが実に説得力があるのだ。

 先生は北海道教育大学函館校に勤務されておいでだが、まだまだ函館でご活躍いただきたいと願うばかりである。

 次はヘンデルでも『メサイア』以外の作品、或いは他の作曲家を取り上げていただくと個人的には嬉しい。

 モーツァルトの「レクイエム」なんかやっていただいたら!
 

 その他寄せられた声を含めて気がついた点を幾つか。

 主催の柱が函館市文化・スポーツ振興財団なのだが、よく知られた曲とはいえ宗教曲を主催として取り上げるのには勇気がいったのではないか・・・

 クラシック愛好家にとってはノー・プロブレムなのだが、予備知識が全くない人にはそこをよく理解していただく必要がある。

 その点についてプログラムの記述にもっと工夫があっても良かったかもしれない。

 ヘンデルや『メサイア』に全く関連のないページがあったが、個人的な感想を述べると意味不明である。

 字幕(が用意された)も大変工夫されていたが、キリスト教の予備知識がないと結局わからないという声もあった。

 お客様の視線もあまり字幕には行ってなかったようにも思う。

 また、休憩時間にチェンバロの調律をすべきではなかったかという声もあった。

 お客様の反応も感動的だったのだが、第二部の最後「ハレルヤ・コーラス」で2回目の休憩が入り、時間の都合(なにしろ3時間を越える)か、もしかしたら全曲の終了と勘違いしてか帰ったお客様が相当数あったようだ。

 一気に第3部に突き進むべきだったかも知れない。


 長時間の演奏会だったが、ステージ上でわくわくしっぱなしで全く疲れることがなかった。

 私事だが、この後函館野外劇のプレステージに函館男声合唱団の一員として出演し、更に野外劇にも出た。

 実に楽しい一日であった。

 



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      今年初めて野外劇に参加された、貴重なキャストのお二人。


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      五稜郭の桜木。


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      五稜郭を設計した武田斐三郎。


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      この日は休み。


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      誰もいないステージ、客席。


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      箱館戦争慰霊碑。


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      土方歳三像。


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      花壇も綺麗に整備されている。
      この日も掃除されている方が。

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      近くに良い喫茶店を見つけたぞ。





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