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zoom RSS 「元町・教会めぐり」2012〜そのルーツと音楽に触れる〜

<<   作成日時 : 2012/10/08 00:32   >>

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日本聖公会函館聖ヨハネ教会 ワンちゃんも頭を垂れている。





 9月29日(土)13:30〜





 昨年に引き続き2回目の開催。

 幸い今年も雨に祟られずに済んだ。

 昨年の第1回では予想を大幅に超えた参加者でたまげたが、今回は天候の所為もあるのだろうか適正な範囲からちょっとはみ出すぐらいだった。

 函館の主たる観光地、元町にある4つの宗派の教会が協働してイヴェントを開催する、画期的な試みである。

 今後もぜひとも継続していただきたい。

 各教会とも30分〜45分の枠の中で、礼拝の様子や因んだ音楽を紹介してくれる。

 教会から教会への移動時間には少し注文があって、最初の日本基督教団函館教会からカトリック元町教会までは若干距離があり坂道もきついということでか30分取っているが、他の教会間は15分しかない。

 これだと混み合った中で体が不自由な方々が移動する場合、少し忙しくなる。

 またどちらの教会も30分の持ち時間を少しずつ押したということもあった。


 個人的に大変嬉しかったのは遠方からお客様お二人にお越しいただいたこと。

 宮城県からの佐藤裕子さんと、茨城県からの若杉さえ子さん。

 拙ブログの昨年前回の記事が縁になった。

 佐藤さんとはブログのコメント欄やメールでやり取りさせていただいていたのだが、実は仙台在住時代にもご縁をいただいていた方だと判明、互いに驚いたのだった。

 最も、函館に住まいしていると不思議なことが多く、今は様々な出会いも偶然ではなく必然だと思っている。


 さて、最初に訪れたのは日本基督教団函館教会さん。

 信者のお一人、倉部祐次さんは合唱団のお仲間であり、松本牧師さんもとても良い方でいらっしゃる。

 オルガニストも優秀な方が4人いらっしゃって、その中のお一人は佐藤さんの妹さんの大学同窓(宮城県)という縁もあった。

 そのオルガンは、ストップ6、一段鍵盤の小振りなものだが、音色は素晴らしい。

 この日は2曲の賛美歌とそれに因むオルガン曲3曲が披露された。

 最初の賛美歌2編95番は、以前は賛美歌21−75番として知られていたもの。

 賛美歌は私たちも歌い、その後、この旋律を基にしたブラームスの「11のコラール前奏曲」第5番がオルガンで奏された。

 続く賛美歌30番は、メンデルスゾーン原曲の旋律が素晴らしい(「無言歌集」第2巻第9番)。

 この日の大きな収穫の一つはこの賛美歌を歌えたことだ。

 更に賛美歌2編228番がオルガンとピアノで奏された。

 あの「主よ、人の望みの喜びよ」である。

 少し残念だったのはオルガンのピッチにピアノのピッチがシンクロしていなかったこと。

 僅かな違いなのだが気になった。

 佐藤さんも優秀なピアニストでらっしゃるのだが同じ感想。

 それにしても、大変中身の濃い30分ちょっとでした。


 次に向かったのはカトリック元町教会。

 日本基督教団函館教会からは、西部地区を代表する坂道の一つである大三坂を上らなければならない。

 佐藤さんは目が不自由でらして、宮城県から獰猛、じゃない、盲導犬のシロちゃんを連れておいでだった。

 シロちゃんはメスで、少し濃い茶系の4才のゴールデンレトリバー。

 佐藤さんと共に坂道を登る姿が可愛かったが、どこでもアイドルになっているようである。

 今回はたくさんの人に囲まれて少しストレスだったかも知れない。


 カトリック元町教会には聖歌隊が常設されている。

 この日は、グレゴリオ聖歌や現代フランスで歌われている聖歌、高田三郎等が作曲した日本独自の典礼聖歌が歌われた。

 これは大変残念なことなのだが、中世・ルネサンスから現代まで数限りなく作曲されたラテン語宗教曲の傑作の森が、現在のカトリック教会の典礼で歌われることは殆どなくなっている。

 グレゴリオは別格として(というか普段の典礼ではこれも全く使われていない)、現在礼拝で歌われている音楽に芸術的な価値を見出そうとすると少し失望するかも知れない。

 聖歌隊は必ずしも信者さんとも限らないようだが、上記の点を踏まえたところでの活動と想像していただけばいいだろう。


 移動に時間が必要なので終了間際に早めに退出させていただいた。

 会場係の方に親切に対応していただいたのがありがたかった。
 
 3番めは日本聖公会函館聖ヨハネ教会さん。

 この教会巡りを企画された、佐々木茂先生が所属されておいでの教会で、普段のアングリカント・チャントによる夕べの祈りを再現したものをご提供いただいた。

 懇切丁寧な資料を拝見したが、一部の譜面が独特の表記でちょっと戸惑った。

 しかし、東日本大震災の祈りも交え、最も深い信仰を与えていただいたのではないか。

 この教会の建物は比較的新しいもので歴史的建造物とはいえないが、独特のデザインが注目される。

 外見から想像されるのとは違い、聖堂内部はほぼ真円に近い。


 最後は函館ハリストス正教会。

 聖ヨハネ教会さんで最前列に座ったため、少し到着が遅れてしまった。

 聖堂内があまり広くなく少しずつ参加者も増えた為か、かなりの混雑で残念ながらリタイア。

 外でその聖歌を愉しませていただいた。

 こちらの聖堂内の装飾はことに素晴らしく、聖歌も聴き応えのあるものである。

 また、この日も聴かせていただいたが、鐘楼の響きが実に見事なものだ。

 来年の順番は正教会さんを最初にして段々降ってくるというのも良いかもしれない。


 この時点で16時を廻っていたが、今の季節はもう薄暗くなる。

 一緒に巡ってくれた倉部さんも含めた私たち4人も、十分この貴重なイヴェントを堪能させていただいた。

 この後、近くの村岡ギャラリーさんに寄り、花かんろさんで休息して一日を終えた。

 佐藤さん、若杉さん、シロちゃんは少しお疲れになったかも知れない。

 懲りずにまたおいでいただきたいな。





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      日本基督教団函館教会。


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      日本聖公会函館聖ヨハネ教会。


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      佐々木茂先生。


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      函館ハリストス正教会。
      倉部さん、佐藤さん、シロちゃん、若杉さん。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちは。その節はたいへんお世話になりました。
記事を読ませていただきながら、教会巡りのことを思い出しています。

私はヒロコさんとシロにくっついてきただけの素人なのですが、教会のたたずまいや美しい内装、音楽にうっとりして、まるで外国に行ってきたような思い出が出来ました。

移動を甘く見ていましたが、おかげさまで坂道の多い場所を移動することができました。本当に、車いすを自分でどうするつもりだったのかと、お手伝いくださったことに心から感謝申し上げます!坂道を押すのはさぞや大変だったのではないでしょうか。。。
バリアフリーの教会もありましたし、坂道を克服できれば車イスの人も観光を楽しめますね。

ヒロコさんとも函館の思い出をいろいろと語り合っています。またいつか、今度はじっくり、教会とその近辺をまわってみたいです!
ほんとうにどうもありがとうございました!

またときどきこのブログに遊びにこさせてくださいませ。
(茨城の足の不自由な旅行者より)
watarineko
2012/10/09 22:58
 watarinekoさん、こんばんは〜

 実質的には半日にも満たない時間をご一緒させていただきましたが、なにかかなり以前からの知己のように思えてなりません。

 ハリストス正教会で残念だったのはイコンをゆっくり拝見できなかったことです。

 ここには山下リンという日本女性が描いたものもあるんですよ。

 彼女はロシアに留学(というか修行というか)してイコン描画を学びましたが、必ずしも本意ではない生涯を閉じざるを得ませんでした。

 車椅子を押すことはなんでもありませんが、石畳はあまり優しくありませんね。

 これが冬季で凍結するともう一つ大変です。

 季節的に的期といいますと、桜は5月ですがまだ肌寒いですね。

 本州で梅雨の季節は良いかもしれません。

 夏は結構暑いです。今年はまた特別でしたが。

 函館山を歩いて登るのも良いかも知れませんね。

 函館山の植生は独特で、素晴らしい花の宝庫です。

 車椅子はお任せを!

 腕に縒りをかけてコースを設定しますから、何時でもおいでください!

 ブログにもお越しいただきますよう。。。

たかさごや
2012/10/10 01:15

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